2008年05月14日
1.「便秘」って何?

そもそも「便秘」って何なのでしょう。 医学的に明確な定義はありません。 それは便秘は病名ではなく症状だからなのです。 自然の排便のリズムが乱れ、便が長い間腸に留まって排泄されず、そのためにお腹が張ったり痛かったり、また排泄時に不快感がある状態を一般的に便秘と呼んでいます。
では、どのくらいの期間排便がなければ便秘といわれるのでしょうか。 毎日出るのがふつうだと思い込んでいる人もいますが、それぞれの体質には個人差がありますから、1日1回にこだわることはありません。
大切な事は排便時に、何の苦痛もなく「すっきり」とした満足感があることなのです。 およそ3日あいた時は便秘と思ってください。
2.6大原因

便秘のおもな原因です。
【1】便意をがまんしていませんか?
せっかく便意を感じても時間がないからとトイレに行くのをあとまわしにしていると、便意は消え腸の動きも鈍くなります。何度も我慢しているとついには便意そのものを感じなくなります。
【2】 食物繊維は足りていますか?
食物繊維は、腸内の有害物質を吸収し、身体の外に出してくれます。水分を吸収して便を適度なやわらかさに保ちます。「サラダは毎日たべているのに」という方もいますが、実際にとれている食物繊維の量はじゅうぶんではないようです。野菜は生野菜より温野菜で食べた方がたっぷり食べられます。
【3】 水分量が少なくないですか?
水分不足は便秘の大敵です。食物繊維とあわせてしっかり取りましょう。
【4】 運動不足ではありませんか?
排便するのには全身の筋肉を動員しなければいけません。特に腹筋は重要です。便を押し出す力が弱いと便秘につながります。適度な運動をして腹筋をきたえましょう。
【5】 ストレスためていませんか?
仕事が忙しい、人間関係がうまくいかないなど日常のちょっとしたストレスの積み重ねが自律神経の働きを乱し便秘につながります。上手にストレスを解消しましょう。
【6】 薬に頼りすぎていませんか?
以外に思われるかもしれませんが、下剤も便秘の原因になります。市販の便秘薬の多くは刺激性の下剤です。常用していると効果がなくなってきます。そのうち使用量が増え、さらに強い薬へとエスカレートしやがて自然な排便リズム消えてしまい、薬を飲まないと出ない体質になってしまいます。
3.いろいろなタイプ
便秘は大きく分けて、病気が原因でおこる「症候性便秘」と病気以外の原因で腸の機能が低下したためにおこる「機能性便秘」に分類され、それぞれ急性と慢性があります。
【便秘の種類】
1.一過性単純性便秘 生活環境の変化が原因で一時的に便秘になっている。原因を取り除けば解消される。ただし激しい 腹痛や吐き気をともなう場合は、腸閉塞などが疑われる。
2.弛緩性便秘 便を送り出す腸の動きが悪くなったためおこる。
3.直腸性便秘 便意を感じにくく、便が肛門近くにつまって起こる。
4.けいれん性便秘 精神的なストレスなどにより、腸の動きがつよくなりすぎて起こる。便秘と下痢をくり返す過敏性腸症候群のひとつ。
以上のように便秘にもいろんなタイプがあります。それぞれに特徴があり、手当ても違いますので、自分の便秘のタイプを知る事が便秘解消の近道です。
4.身体からの注意信号
このように便秘により行き場を失ったガスが、お腹のはりや痛みをひきおこします。また自律神経の働きが低下し、新陳代謝が悪くなった結果、頭痛、肩こり、口臭、また気になるお肌のトラブルもおこります。さらに便秘が続くと大腸がんなど大きな病気につながる事もあります。便秘は身体からの注意信号だとしっかり受け止めましょう。生活習慣を改善し、また場合によっては専門医の力もかりながら、毎日を「すっきり」と健康で快適にすごしましょう。
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